熱中症、マラリア…世界の平均気温3日連続最高記録で健康リスクに懸念
世界の平均気温が3日連続でこれまでの最高を記録。地球温暖化の急激な進行に、健康への懸念が急激に高まっています。
アメリカの国立環境予測センターの調査によると、今月3日の世界の平均気温は、観測を開始して以降初めて17度を超えました。
続く4日と5日は17.18度を記録し、3日連続で過去最高を記録したことになります。
これまでの平均気温の最高は7年前の2016年8月に記録した10.92度でした。専門家は、地球温暖化が進んでいるのに加え、エルニーニョ現象が重なったことで、さらに高温になったとしています。
折しもアメリカでは南部を中心に軒並み40度を超える異常高温が続き、北東部のここニューヨークでも連日30度を超えています。
同時に急激に高まっているのが、健康リスクへの懸念です。
ニューヨークでは過去20年間で、暑さが原因の熱中症または関連の疾患で亡くなる人が急増。それまでの毎年100人から、300人以上が犠牲になるまでになっています。