がんと言われたら「がん相談支援センター」へ…不安に答えてくれる
「がん相談支援センターへの相談は何度でもできます。いま抱えている不安や悩みを気軽に相談してほしい。話すことで心が軽くなることもあります。話を伺いながら、一緒に気持ちの整理をするお手伝いもします」
■診断されたら早めに動く
30~59歳の働き盛りの年代でがんを発症する人が増えている。国が「がんと仕事の両立」を支援していることもあり、「がん治療を受けながら仕事をどう続ければいいのか」という質問が少なくない。
「たとえば中部国際医療センターでは、産業保健に関する幅広いサービスを無料提供している公的機関、産業保健総合支援センターや公共職業安定所と協定し、定期的に無料相談会を開催しています。主治医と会社の連携の中核となって患者さんに寄り添いながら就労支援をする両立支援コーディネーター、労働・社会保険の法律の専門家である社会保険労務士にも必要に応じてつなぎます」
会社にがんのことを報告するのか、しないのか(しないという選択肢もある)。報告するとしたら、どのように伝えるのか。単に「乳がんのステージ2です」と伝えても、病気の知識がなければ戸惑ってしまう。