小中学生の子供から「医療脱毛したい」と言われたら…親はどうするべき?

公開日: 更新日:

 また日焼けした肌は、施術時の痛みを感じやすくなり、術後はデリケートになっているため肌トラブルが起こりやすい。それゆえに施術前後は紫外線対策が欠かせない。肌を清潔に保つことも大切だ。これらの注意事項を子供が理解し、授業、試験、学校行事をこなしながら守れるか。

「男子10~13歳、女子8~12歳ごろの2次性徴前後はホルモンの関係で発毛が盛んで、施術回数が多くなったり脱毛完了後にまた生えてくる可能性もあります。それもきちんと理解しているか」(赤塚正洋医師)

 2次性徴を過ぎ、ホルモンバランスが落ち着くと体毛は自然と薄くなることがある。子供によっては「今は自己処理でもいいかも」となるかもしれない。ただし、その場合は親が安全で適切な処理方法を子供に伝えることが大前提だ。

 赤塚医師が「子供の意思」を強調するのは、誤った認識を招きかねないうたい文句を掲げる医療機関や脱毛サロンがあるからだ。「子供脱毛」や「3歳から脱毛可能」といったフレーズを見かけたり耳にしたことがないだろうか。「(体毛がない)ツルツルお肌がいいですよ」と思わせるSNS投稿も少なくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…