半年前から右足がしびれ、今は歩くのが困難…咳だけで腰に痛みが走る

公開日: 更新日:

「コロナ禍前はジムやゴルフにも行っていましたし、仕事でもよく車の運転をしていたのですが、半年前あたりから右足がしびれだして、しまいに痛くて歩けなくなってしまって……。調子が悪い時は、咳をするだけで痛みが腰に走ります」

 そう言って我々のクリニックを訪ねてこられたのは57歳の男性の方でした。

 すでに20年前から腰痛の症状はあり、そのつど整形外科を受診。痛み止めを処方してもらうだけのいわゆる保存的治療のみで、痛くなるとコルセットを装着してしのいでいたということでした。

 座骨神経痛麻痺などを診るラセーグテストをすると、前屈と後屈の際に少し腰に痛みが走る様子。あおむけになって右足を上げた姿勢では、「腰にピリッとくる」との訴えでした。それらの結果から、右下肢側にラセーグ徴候ありと判断しました。

 さらに画像を見ながら精密検査をすると、椎間板変性症が認められました。4カ所の椎間板に特殊なジェルを注入するセルゲル法を実施。ただし椎間板が摩滅している箇所にはこのセルゲル法は椎間板との反応が起きにくく、効果の期待値が低いことを説明し、患者さんはその日のうちに帰宅となりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇