嫌な記憶を「新しい記憶」で塗り替えよう…行動が重要になる
これは、「扉を開ける」という新しい行動が、脳の短期記憶(ワーキングメモリー)を刺激することで、直前の記憶が上書きされてしまうからだと考えられています。このように、ささいなことでも記憶は上書きされるわけですから、新しい行動をすることは精神衛生面において欠かせないアクションというわけです。
過去を生きるのではなく、今この瞬間を生きた方がいいというのは、脳の観点においても変わりません。古い記憶は、新しい記憶によって上書きすることができる。だからこそ、行動が重要になってくるのです。
◆本コラム待望の書籍化!
「『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)