大きくなっても続くおねしょ…子供の自尊心を傷つける前に治療を
今日6月3日から始まっているのが「世界夜尿症ウイーク」。おねしょ(夜尿症)に関する啓発活動が世界各国で行われる。「おねしょって病気なの?」と思った人もいるだろう。夜尿症は、状況によっては治療が必要で、かつ治せる病気だ。
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小学校1年生だとクラスに3.5人は夜尿症──。こう言うのは、日本夜尿症・尿失禁学会理事長の大友義之医師(順天堂大学医学部付属練馬病院小児科科長)。
しかし、小学校低学年で夜尿症で病院を受診している子供は少ない。
「放っておいても良くなる子供がいる一方で、そうでないケースもある。中学生ともなるとシモの世話を大人に関与されることに抵抗を覚え、治療につながっても途中で投げ出してしまう子供も。治りきらずに大人まで持ち越す人もいます」(大友医師=以下同)
夜尿症は自尊心を低下させ、友人・学校関係に影響を与える。大友医師も小学4年までおねしょをしていたそうで、「自分に自信を持てなかった。友達との泊まりはできなかった」と話す。