しゃがむと腰からお尻にかけて激痛…坐骨神経痛と診断されたが
2年ほど前から急に左足の太ももから足先にかけてしびれが出てきて、5分ほど歩くと痛みで歩けなくなると話すのは、68歳の女性。
「病院で診てもらったら、座骨神経痛と診断されたんです。それから1年くらいで、掃除中やしゃがんだりくしゃみをしたときに右の腰からお尻にかけて激痛が走るようになって、最近は腰も痛くなって」
座骨神経痛は、脚の太ももに向かう座骨神経とそれにつながる腰神経が圧迫され、足や腰の痛みやしびれが現れる病気です。原因としては「腰部椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄症」などさまざまな原因があり、どの神経がどのように圧迫を受けているかを調べることが治療において大切になってきます。
しかし、この方の場合、最初に受診した整形外科では椎間板がつぶれているとだけ診断され、痛み止めと湿布薬を処方されるだけの保存的治療で終わってしまっていました。
そんな状態でずっと病院のベッドメークやお掃除の仕事をされていたということですが、数年前に、いったんお休みしたところ、徐々に軽減してきたといいます。ですが、最近また、歩行時、立ち上がる時、長く立っている時など、腰痛が出現してきたというのです。