昔も今も腰に負担がかかる生活をしていないのになぜ腰が痛い?

公開日: 更新日:

腰痛がひどく、海外へ戻る前に、日本で最新の治療を受けてみたい」

 こう話すのは、海外にお住まいで現在一時帰国中の78歳の男性。Webマガジンで紹介されていた当院の記事を自ら見つけて、息子さんと一緒に来院されました。

 さっそく診察を行うと主病名が脊柱管狭窄症であり、副病名が椎間板ヘルニアといった診察結果でした。

 脊柱管狭窄症とは、背骨内部の神経の通り道である脊柱管が狭くなり、腰痛や下肢に痛み、しびれなどさまざまな症状が現れる病気です。また、椎間板ヘルニアは、腰の骨や軟骨の変形で近くの神経が圧迫され、痛みやしびれなどが生じます。

 なにが原因で、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアが生じたのか? お話をいろいろ伺ったのですが、過去に腰痛のご経験があったわけではなく、日常的に重たい荷物を持つなど腰に負担のかかる生活スタイルをされているわけでもない。

 ただ、気になったのが、姿勢と歩き方でした。重心が前側に乗り過ぎていて、それによって骨盤が前傾、腰を反り気味にしているため、腰に負担のかかる歩き方だったのです。また、歩くときに足があまり上がっていません。腸腰筋などが凝り、腰痛を引き起こします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇