歩いているとき急に腰痛と大腿に強い痛み…間欠性跛行も
「ちょうど4年前に腰が痛みしびれたので整形外科に診てもらったら、脊柱管狭窄症という診断。手術で症状が改善されたんですが、2年が過ぎたころ、歩いている時に急に腰痛と大腿側面の痛みが出てくるようになって、それからは日によって痛みが強い時と弱い時の繰り返しです」
この患者さんは77歳の男性の方。痛みの強い時には足の運びが重く、歩き続けられないが、しばらく休むと歩けるようになる。いわゆる「間欠性跛行」もありました。
当院を受診されるまで、パーソナルトレーニング、ストレッチ、脚ふくらはぎの温熱療法、人や他の哺乳類の胎盤から抽出したエキスを針入するプラセンタ(胎盤)注射、痛み止めの薬など、さまざまなことを試されたとのこと。
さっそくMRI画像診断を行った結果、椎間板変性の膨隆とその他数カ所に椎間孔狭窄の様子がみられ、主病名は「脊柱管狭窄症」で副病名は「椎間板変性症」となりました。ご本人の希望もありセルゲル法を実施したところ、1カ月が過ぎたころには、痛みがやや軽減。ただ、治療前からあった腰の重たい感覚は消えず、特に左側に残っている様子でした。