「梅毒」の新規感染報告件数…過去最多の前年を上回ったのは22都府県
「梅毒との合併がよくみられる、性器クラミジアの年齢階層別報告数は、男性が25~29歳で最も多く、20~49歳が93%を占めています。一方女性は25~29歳が最多で、15~39歳は92%でした。このことから、若い女性と中高年男性という以前の図式から、新たに若い男女間の感染へと感染傾向が移っているのかもしれません」
また、保健所別の報告数でみると、男女ともに品川区での報告数がダントツ(男性123件中54件、女性115件中32件)に多い。男性は以下、江東区、新宿区、渋谷区と続く。女性は渋谷区、江戸川区、新宿区が多かった。
「梅毒件数は保健所別に公表されていませんが、性器クラミジアの報告件数は参考になる数字です。梅毒の感染場所は東京を代表とする歓楽街である新宿・歌舞伎町のイメージが強いようですが、そうとばかりはいえないかもしれません」