【まもりこ】冷蔵庫のドアの開け閉めで安心を得る
冷蔵庫のドアの開け閉めで高齢者の見守りが行える「まもりこ」。これを手掛ける「ネコリコ」は、センサーで生活の「ちょっとした不安」や「心配ごと」を解決するさまざまなサービスを手掛けている。
「たとえば、温度センサーが室温を感知して自動でクーラーがつくようにしたり、振動センサーを窓につけて防犯窓にしたりなどです。『まもりこ』の開発は、ある自治体さんからセンサーを使って高齢者の見守りができないかと要望をいただいたことがきっかけでした」(広報営業担当の山下晃信さん)
最初は、どのようなセンサーが高齢者や見守る人に負担なく見守れるか、ピンとこなかったという。
「自治体さんと実証試験を重ねていくうちに実感するようになって、ブラッシュアップしていった感じです。冷蔵庫のドアや浴室、トイレのドアで実証してみたのですが、独居の高齢者の中には毎日お風呂に入らない方や、トイレのドアを開けっ放しの方が結構います。しかし冷蔵庫なら飲み物や食品を取り出すのに1日1回は開けることがわかり、2021年に個人向け高齢者見守りサービス『まもりこ』をスタートさせました」