「テロメア」の保護には栄養素をバランス良く腹八分目の食事を
さらに、栄養素を構成するのが元素で、人は約60種類の元素からなる。そのうち水素、炭素、窒素、酸素を主要元素と言い、95%を占めている。例えば筋肉をつくったり、酵素やホルモンの生成、免疫機能のサポートをする働きをしているタンパク質の構成要素であるアミノ酸は、水素、炭素、窒素、酸素の主要元素でできており、一部のアミノ酸は硫黄が加わる。
■1回の食事に15分以上かける
主要元素以外の元素を総称してミネラルと呼び、通常の食事では不足しがちな主要16種類を必須ミネラルという。
「必須ミネラルは、カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、硫黄、塩素、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト、モリブデン、クロムです」
ミネラルには3つ(①身体を作る材料、②生体機能の調整、③タンパク質などと結合して酵素の構成物質となる)の働きがある。
①は骨や歯の材料となるカルシウム、リン、マグネシウム、②は神経・筋肉の興奮性に使われるカリウム、ナトリウム、リン、マグネシウム、③はマグネシウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレンといった具合だ。