【快活の力】過酷な運命の中、語られるアモーレとエロース
前回はカミュの「ペスト」を取り上げたが、かつて大学でイタリア文学を学んだ者としては、ペスト文学の嚆矢ともいうべきボッカッチョの「デカメロン」を素通りするのは気が引ける。ということで、14世紀イタリアのこの大古典にスポットを当てたい。
かつてパゾリーニが監督した映画版の影…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,280文字/全文1,420文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】