政府が発表「日向灘」「沖縄」にM8地震発生の可能性 南海トラフとの関係を専門家に聞く

公開日: 更新日:

 立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授はこう言う。

「これは『スーパー南海地震』として千葉から台湾、フィリピンまでのフィリピン海プレートの影響する範囲に注意が必要だと思っています。南海トラフ地震と琉球海溝地震(与那国島周辺の地震)などの発生は、直接の原因はフィリピン海プレートの動き、そしてユーラシアプレートの跳ねかえりになります。しかし、少し詳しくみると、琉球海溝の地震は、日向灘、豊後水道、広島市、そして中国地方を横切り、鳥取県とつながる地震の帯を形成しています。琉球海溝で大規模の地震が起きれば、帯を形成しているエリアでも地震が連鎖する可能性があります」

 南海トラフ巨大地震についても、今年1月に地震調査委員会が、40年以内の発生確率が前年の「80~90%」から「90%」程度と評価している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…