ひろゆき流ワンマン上司の“独断”阻止術 若手も納得する多数決のテクニックとは
日常生活において誰かから何かを頼まれたり、何らかの決め事が進行したりしそうな時、「自分の希望が言いたいけど、言いづらい」と悩むケースー──。そんな時、「論破王」としても知られるひろゆきさんならどうするのでしょうか? ひろゆきさんの新刊『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に 負けない話し方を教えてください』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けします
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◼️「多数決」も戦略の1つだ
グループで決めなければいけないことを、誰か1人が強引に決めてしまいそうな場合の対応を考えてみたいと思います。話し合いの際、誰かが一方的に自分の意見を通そうとしている時などには、「多数決」でみんなの意見を聞くことで議論の流れを変えていくことができます。
◼️まずは共感を集めることから始めよう
「多数決」という戦略を使うためには、まずはそれなりの人数を集める必要があります。多数決で決定する体制として代表的なのは、議会制民主主義(デモクラシー)です。独裁国家が民主化して多数決による議会制民主主義を採り入れていくのは大変ですが、僕たちが「多数決」を採り入れるのは、いたって簡単です。
まず、人数を集めるには、周囲に声をかけて意見を聞いてみることから始めます。前に、誰か1人が自分の意見を強引に進めようとしている時は、隣にいる人に声をかけて共感を得ていく、という話をしました。今回もその方法が使えます。たとえば7人で話し合いをしている時に共感してくれる人が3〜4人になったら、もう多数派といえます。「ここは、みんなの意見を聞いて、多数決にしてみてはどうでしょうか」などと言って、多数決に持ち込みましょう。