米アラスカ航空機内でフラミンゴのふ化器が故障! その時CAは…
米アラスカ航空のベテラン客室乗務員のアンバー・メイさんは昨年8月、米ジョージア州アトランタからワシントン州シアトルに向かう便で、乗客から極めて珍しいリクエストを受けた。
乗客はシアトルのウッドランドパーク動物園の上級飼育員で、フラミンゴの卵6個をふ化器に入れて運んでいたが、ふ化器が故障。何とか卵を温める方法はないものだろうかという。
しばし考え込んだアンバーさん、グッドアイデアを思い付いた。
ゴム手袋に温水を入れ、こぼれないように入れ口を縛り、卵を保温したのだ。アンバーさんはシアトルに到着するまで、温水入りの手袋を何度も取り換え、作戦は見事に成功!
ウッドランドパーク動物園は「卵は、故障したポータブルふ化器の中では5時間も持たなかったはず。貴重な卵を安全に運べたのはクリエーティブな思考のおかげで、心から感謝します」という声明を出した。
そして先日、動物園から連絡があった。卵は無事にふ化し6羽のヒナはすくすく成長している、ついてはアンバーさんに、ヒナのうちの1羽に名前を付けていただけないだろうか、というのだ。
アンバーさんはヒナに孫娘と同じ名前の「サニー」と名付けた。写真は命名式のために同動物園を訪れたアンバーさんとサニーちゃんだ。