あなたの保有株は「金の斧、銀の斧」? 欲張るとヒドい目に遭いかねない
「あなたが落としたのはこの金の斧ですか、それとも銀の斧ですか?」
「私が落としたのは鉄の斧です」
女神様はにっこりと笑い、「あなたは正直でよろしい。この金の斧も銀の斧も差し上げましょう」。
ご存じ、イソップ物語、「金の斧・銀の斧」である。
しかし、この話には続きがある。知り合いの欲張りな木こりは、その泉まで行き、自分の古びた鉄の斧を投げ入れる。
「あなたが落としたのは金の斧ですか?」
「はい、そうです」
「あなたは嘘をついています。この斧はあげません」
そして女神様は姿を消してしまった。「欲張りすぎると、失う代償が大きい」ということだ。
これを株式市場でたとえれば、「あなたの買ったのは高PER銘柄ですか、それとも低PER銘柄ですか?」となる。
「はい、私の買ったのは低PER銘柄です」と答えたら、女神様は「あなたは欲張りでなくてよろしい。金銀財宝をあげましょう」となる。