「電動車の補助金」2024年度申請の注意点は? オトク度で選ぶなら「軽EV」のナットク

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2台目にお勧めな「日産サクラ」と「三菱eKクロスEV」

 そこに着目すると、補助金が役立つ車種があるという。

「EVの軽自動車です。国産では、日産サクラと三菱eKクロスEVが国の補助金対象で、いずれもすべてのグレードが満額の補助金55万円となっていて、東京都の分と合わせると110万円をカバーできます。このところ人気のサクラXは、メーカー希望小売価格が255万円ほどですから、差し引き145万円ほど。この価格は、ガソリン車の日産デイズの最安値グレードとほぼ同額ですから、2台目にお勧めです」

 この2車種は共同開発されたもの。実質的な“兄弟車”で、1回の充電による走行距離は180キロ。毎日の買い物や家族の送迎などには申し分ないだろう。前述した通り東京都千代田区でサクラを購入するなら、さらに20万円の補助金があるので、実質的な負担額は約125万円に下がる。

 では、申請方法はどうするか。国の場合は、補助金の対象車種を購入したら、運輸局に車両を登録。受理された日から1カ月以内に必要書類を記入して次世代自動車振興センターにウェブか郵送で提出する。申請は先着順で、予算が消化されたらオシマイ。早い者勝ちだから、検討している人は急ぐべきだ。申請について分からないことがあれば、ディーラーに相談するといい。

 ちなみに補助金で購入したEVなどは3~4年間、保有するのが義務。やむを得ず手放すときはセンターへの事前手続きが必要になる。センターは定期的に保有状況をチェックしていて、勝手に売却したことなどが判明すると、補助金の全額返納が求められることもあるという。

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