東京で連戦連敗、7.7は都知事選に加え都議補選…岸田自民「8戦全敗」に戦々恐々
またぞろ不戦敗となる可能性があるが、実は、岸田自民にとって知事選以上に不安な選挙がある。知事選と同日に、都内8選挙区で投開票となる都議補欠選挙だ。江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市の各選挙区(欠員1=6月28日告示)で行われる。これら全てに自民は候補を擁立する。
■萩生田前政調会長のお膝元もピンチ
ある選挙区の自民若手地方議員は「正直、知事選どころじゃないです」と言い、こう続ける。
「知事選は、都連会長の萩生田前政調会長と小池さんの間で調整している話で、下っ端には関係ありません。我々にとって、より重要なのは8補選。裏金事件のあおりで『全敗もあり得る』と囁かれています。そんなことになれば、来年の都議選、次期衆院選への影響は確実です」
都議補選への出馬が決まっている自民関係者は、「知事選よりも自分の選挙だけに全集中したい……」と焦りを隠さない。
8選挙区のうち、特にヤバいと目されているのが、裏金2728万円の萩生田氏の“お膝元”の八王子市と、安倍派の事務総長だった下村博文元文科相の地元・板橋区だ。