能登半島地震から半年…死者数で熊本地震超え「災害関連死」リスクは高いまま

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 避難生活は特に高齢者にとって負担が大きい。

「仮設住宅では今までの環境がガラッと変わり、人間関係が希薄になり孤立してしまう危険があります。具合が悪くても相談できず、SOSが出せなかったり、相互の見守りができず知らぬ間に栄養状態が悪化したりすることがある。特に、これからの季節は熱中症が怖い。体調を崩して病院にかかろうにも、バスは減便し、車などの移動手段がない人も多くいます」(大月真由美氏)

 危険な状態の家屋で暮らさざるを得ない被災者もいる。一般社団法人ピースボート災害支援センターの辛嶋友香里氏はこう話す。

「避難所が閉鎖されていく中で行き場がなく、ダメージを受けた自宅の一室にテントを張って生活している人もいれば、隣の家屋が崩れてもおかしくないような状況で生活している人もいます。自宅など元々住んでいた場所に戻れても、倒壊の危険や衛生面の問題が付いて回ります」

■いまだに水道が復旧しない異常


 正月までは当たり前だった生活を、被災者は取り戻せていないままだ。

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