ベストセラー『危険な思想家』を著した山田宗睦の晩年に感じる寂しさ
山田の『危険な思想家』は1965年に出てベストセラーとなった。私の学生時代である。副題が「戦後民主主義を否定する人びと」で版元はカッパ・ブックスの光文社だった。当時はまだ、こういう本が争って読まれたのである。
敗戦を20歳で迎えた山田は学徒として召集された経験を持ち、戦…
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