世界最速!英国女性2人が手漕ぎボートで太平洋横断 男性の記録より2日も速かった

公開日: 更新日:

 英国の女性2人組が、手漕ぎボートによる太平洋横断の世界最速記録を更新し、注目を集めている。

 ジェシカ・オリバーさん(32=写真右)とシャーロット・ハリスさん(33=同左)で、2人は6月8日に米カリフォルニア州モントレー湾からスタートし、7月16日に約4500キロ離れたハワイのカウアイ島ハナレイ湾に到着した。

 この世界で最も過酷な手漕ぎボートのレースを主催した「ワールズ・タフェスト・ロウ(WTR)」によると、記録は37日11時間43分。女性による既存の世界記録をなんと9日も短縮したばかりでなく、男性の世界記録よりも2日間も速い驚異的なものだった。写真は、世界記録更新に大喜びの2人だ。

 この挑戦はトラブル続きだったという。まず出発から1週間で自動操舵システムが故障し、手動で舵を操作することに。さらに強風にあおられ、高さ12メートルもの巨大な波に襲われ、転覆寸前の危機に陥ったこともあった。

「精神的にも肉体的にも本当に過酷でした。これまでで一番大変だった」とジェシカさん。

 ちなみに2人は大西洋横断の世界最速記録も保持している。

 シャーロットさんは、自分たちを支えたのは「チームワークと固い友情」だったという。「私たちはお互いのことをすごくよく分かってるんです」と語った。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…