“富士山隠し”の幕をコンビニが撤去していた…インバウンド急増の複雑心境を地元飲食店が吐露

公開日: 更新日:

 時には迷惑なインバウンド対応のかじ取りは難しい。「映え」スポットが多くの客を呼んでいたのは事実で、コンビニ周辺はかつての活況を失っていた。近くにある飲食店の経営者は、こう本音を打ち明ける。

■「町のマイナスイメージにつながった」

「以前はかなり多くの訪日客が来てくれて、周囲の飲食店も大変賑わっていました。けど、幕が設置された翌日からお客さんが半減してしまいました。行政側の対応が間に合わなかったことでの苦肉の策だと思いますが、それでも富士山を隠してしまうのはあんまりです。町のマイナスイメージにもつながったと思います。警備員の増員や、トイレとゴミ箱の設置、道路沿いにフェンスを建てることなどで対応できなかったのでしょうか。せっかく世界から注目される人気スポットとなっていただけに、本来の場所の価値を損ねてしまうのは残念すぎます」

 インバウンドはもはや、経済的にも無視することができない。共存への模索が賢明だろう。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース