闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

公開日: 更新日:

 それにしても、ここ1年で急に闇バイトが増えたのはなぜか。前出の元警察庁幹部は「食い詰めた暴力団が焦っているのです」という。

「コロナ禍でシノギが激減、でも組員も減って、もう大きいヤマ(犯罪)は踏めない。そんなときにルフィ事件が起きて、『その手があったか。うちもやろう』ということになっています。暴力団にとって、闇バイトは新しい“ビジネスモデル”というわけです。特殊詐欺から強盗へとエスカレートし、今後はさらに多くの犯罪に広がると考えなくてはなりません。すでにサケの密漁、スマートフォンのニセ契約、メルカリの架空取引、自動車盗難などの実行役もSNSで募集されています。被害も増えそうです」

 テレビが取り上げるべきは、こうした闇バイト犯罪に巻き込まれないための一般の人向けの対策じゃないか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…