兵庫県知事選「頑張れ、斎藤元彦!」続出の異常事態…まさかの再選なら県政はカオス確実
■本丸は「補助金キックバック」疑惑
しかし、斎藤氏は再選しても、また大炎上する可能性が高い。これまで斎藤氏は、職員へのパワハラ、贈答品のおねだり、自らと側近に向けられた告発文を作った“犯人捜し”をした疑いで猛批判にさらされたが、さらなる重大問題がある。昨年11月の「阪神・オリックス優勝パレード」を巡る補助金キックバック疑惑だ。ある県議はこう言う。
「疑惑は、前副知事が昨年11月、地元金融機関への補助金を増額して、パレード協賛金としてキックバックさせた、という内容です。前副知事は百条委で金融機関に協賛金拠出を依頼し、受領した事実を認めましたが『キックバックではない』と主張した。しかし、昨年度の補正予算編成時に補助金額は1億円から4億円にまで増額された上、協賛金を受け取ったのはパレード当日前後に集中。不自然さは拭いきれていない。斎藤氏は再選しようがしまいが、今月中に百条委で2度尋問を受ける機会があります。公金が原資ですから、知らぬ存ぜぬは許されません」
現職知事として証人尋問を受けることになれば、またぞろ県政は停滞しかねないということだ。