全国でトラブル止まらないマイナ保険証の前途多難…コールセンター不通、システム接続できず、カードリーダー使えず…
今週2日から健康保険証の新規発行が停止され、マイナ保険証への移行が本格化したが、トラブルが後を断たない。前途多難だ。
青森県六戸町は5日、マイナ保険証への移行作業で町民の国民健康保険の負担割合について計671件を誤って登録していたと発表。2割負担が3割負担になっていたケースが659件に上り、10割負担が3割負担になっていたケースが12件だった。
登録ミスは医療機関の指摘を受けて発覚。すでに修正されたが、本来とは異なる負担割合で受診した町民がどれだけいるのかは分かっていないという。
徳島県阿南市でもマイナ保険証絡みのトラブルが発生した。市は4日、マイナ保険証を利用する際に有効期限切れと誤って表示される事案が3日から多発していると発表。最大7493人がエラー表示の“被害”にあったとみられている。5日、ようやく不具合は解消した。
こうもトラブル続きでは「医療DX」もへったくれもないが、他にも不具合が相次いでいる。
マイナ保険証のオンライン資格確認(オン資)に関する申請や情報をまとめている「医療機関等向け総合ポータルサイト」を見ると、次のような〈重要なお知らせ〉が乱発されている。