利用者の8割が外国人なのに「英語が話せなくても大丈夫」面接官が言った納得の理由
バーの利用者の大半が宿泊客で、8割以上が外国人。そのうち半分が欧米人、残りが東南アジアからの来訪者だ。中国人は皆無に近い。ホテルの歴史が浅いせいか、来客は平日で10人前後、週末で30人前後とそれほど多くはない。
心配なのは言葉の問題だ。ほとんど英語をしゃべれないからだ。
「大丈夫です。今はスマホの翻訳機能を使って日本語で質問するお客さまが多いので、英語がダメでも問題ありません」
それでも白人客に何か聞かれたら、どう返答すればいいのかと不安になる。
■スタッフのほとんどはフィリピン人だった
「実はバーのスタッフに日本人はいないんです。おもにフィリピン人が働いています。みんな英語ペラペラなので、何かあったら代わってもらえばいいんですよ」
なるほど。採用されたら外国人スタッフの中で働くわけだ。ただし60代半ばの男性を採用した実績はないという。
外国人が相手となれば、何かとクレームを受けそうだ。そのあたりを質問すると、有藤氏は「欧米や東南アジアのお客さまは、うるさく言いません」ときっぱり。