江頭2:50でもココ・シャネルでも「歴史上の人物」「著名人」になりきることが言語化への近道

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「擬人化」で言語化していく手法も

メイメイ:お笑い芸人の江頭2:50さんだったら?

チエ:「悩みがあるなら、俺に相談しろよ!」なんて感じかな。

メイメイ:いいですね、どんどんコツを摑んできましたね。

人気の小説家や漫画家の中にも、小説を書いている中で、「キャラクターが勝手に話し出す」といった表現をされていましたよ。

チエ:キャラクターが、作家に乗り移るのね。

メイメイ:まあこの本も、そうですね。著者の手代木聡さんは原稿が進まず、苦肉の策で猫のメイメイを登場させて、乗り移って書いている。まさに憑依系です。

この発想を逆手に取ると、実在の人物じゃなくても憑依して言語化することもできますよ!

いろいろなアニメのキャラクターでも、元気のないスタッフへの声かけを考えてみましょうか。

例えば、『ドラゴンボール』の孫悟空だったら?

チエ:こんな感じかな?

「なあ、なんでそんなにしょげてるんだ? もっと顔を上げてみろよ!」

メイメイ:『あたしンち』のお母さんだったら?

チエ:「若いって素晴らしい! いろんなことに挑戦できるチャンスがいっぱいあるじゃない!」

メイメイ:くまのプーさんだったら?

チエ:「きみは自分が思うより勇敢で、強くて、頭がいいんだよ」みたいな感じかな。

メイメイ:いいですね! もう一歩踏み込んでみましょうか。

キャラクターに語らせることの発展系で「擬人化」で言語化していく手法があります。

チエ:ギジンカ?

メイメイ:人以外のものに対して、人としての性質や特徴を与える比喩表現の一種です。
例えば、風が「歌っている」、花が「笑っている」など、生物でないものに生命を吹き込むような表現方法です。

私のご主人が以前作った銀行のラジオCMで、お財布になりきった擬人化のストーリーがありました。

拝啓、ご主人様。
今日こそ、言わせてください。
私が美しいと感じる、
あなたのその矛盾に満ちた愚かさ。

1ヶ月の給料をつぎ込んで買った
おかしなデザインのジーンズ。
いま、タンスが穿いていますよね。

ネットオークションでは、
負けず嫌いが高じて高値更新。
お店で買った方が、はるかに安かったのに。

ふだんは、倹約家のあなた。
そして、あなたに連れ添う私。
いつもは、こう口を堅く
納めていますが突然開かれる、
その矛盾に満ちたお金の使い方が、
私を悲しくさせるのです。

買うことばかりに気を取られ、
お金を増やすことを知らないのですね。
僭越ながら、もう少し、
お金に関して賢くなられたら
いかがでしょうか。

ちょっと言い過ぎましたか?
あなたの財布より。

資産運用のことなら ○△銀行

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