子供を傷つけるかもしれないNGワード7選。無意識に使いがち、SOSを見逃す可能性も

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コクハク

一生の傷になることも! 子供を傷つけるNGワード7選

「愛する我が子を傷つける親はいない」と信じたいところですが、普段の何気ない一言で無意識に子供を傷つけてしまっている親がいるのもまた事実…。あなたは子供を傷つける可能性のあるNGワード、使っていませんか?

 遠慮がない親子だからこそ「どの言葉を用いるか」「どう伝えるか」は意識する必要がありそうです。

 特に我が子の自信ややる気を奪うNGワードは避けましょう。

1. 〇〇ちゃんはできるのに

 つい親がしてしまいがちなのが、「〇〇ちゃんはできるのに」「〇〇くんでもやれるのに」と他の子と比べる行為。

 親としては子供の努力を引き出そうとしての発言かもしれませんが、子供の自己肯定感が低くなる原因です。

 傷つくだけでなく「なにをやっても自分はダメなんだ」「他の人より劣っているんだ」と自信を失い、やる気や向上心がなくなるケースもあるようです。

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2. 忙しいんだから早く言って

 子供がもじもじした様子で、あなたになにかを伝えようとしています。

 そんなとき「忙しいんだから早く言って」「ハッキリ言えばいいでしょ」なんて言ってはいないでしょうか?

 もしかしたら子供は「学校に行きたくない」「実はいじめられている」と訴えようとしているかもしれません。

 そうしたSOSを遮る言葉は子供を傷つけるだけ。時間を作って話を丁寧に聞いてあげましょう。

3. そんなことで

 子供の不安や悩みを軽く見る発言も傷つけてしまうもの。「そんなことで悩んでるの?」「不安ってそれだけ⁉」と言われた子供は、たとえ自分の中で大きな問題であっても、それ以上親に言えなくなります。

 大人からしてみれば些細なことでも、学校などの小さな世界で生きている子供にとっては重大な出来事かもしれません。

「親なら分かってくれる」という子供の期待を裏切らないよう注意しましょう。

4. 〇〇には無理

 親は、子供の性格や行動パターンをよく知っていますよね。「飽きっぽいから長続きしない」あるいは「友達の真似をしたがる」なんてことも知っているはずです。でも、だからといって子供の「挑戦してみたい」という好奇心を奪ってはいけないでしょう。

「〇〇には無理だからやめておきな」「どうせできないから」と言いたくなっても我慢。やる前から否定してしまうのは子供を傷つけることにつながります。

5. 〇〇がいるから…

 間違っても、子供の存在を否定するのはNG! 「〇〇がいるから飲みにも行けない」「〇〇がいなければ自由に生活できたのに」なんてワードはもってのほかです。

 ストレスや疲れが溜まると、大人でも言っていいことと悪いことの判断が鈍くなりがち。そんなときはあなた自身が追い込まれている状況ですから、周りに助けを求めたり気分転換したりしましょう。

6. なんで? どうして? それで?

 子供を追い込むワードも傷つける場合があるため注意が必要。「なんでこうなったの? どうして? それで?」と追い込むと、子供は逃げ場がなくなります。

 それが原因で嘘をつくようになる子供もいますから、𠮟り方や諭し方を間違えないように気をつけましょう。

7. パパはなにもできないから

 子供を傷つけるのは、子供に向けたワードだけではありません。「パパはなにもできないから」など、大好きな父親の悪口を言われたときも意外と傷ついているものです。もちろん逆も同じ。父親が母親の悪口を言うことにも傷つきます。

 パートナーへの不満や愚痴を吐き出したいときは子供にではなく、友達や同僚など、聞き流せる力がある相手にしておきましょう。

否定的な言葉を発するときは要注意!

「ママは味方になってくれる」「パパは褒めてくれる」、そう信じている子供に対して放つ否定的な言葉は子供を傷つけます。

 また、親の愛情を感じられず、自分の気持ちや状況を話すことに怖さが生じるようになる場合も少なくありません。

 だからこそ言葉には気をつけたいですね。他の言葉に変換したり一呼吸置いてから声をかけたりと、子供の心を守る行動を心がけましょう。



(コクハク編集部)

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