サーモス 片岡有二社長(1)マイボトルブームを牽引する魔法瓶メーカー
98年、じか飲みのスポーツボトル(保冷専用)を発売する。
その後も「本体につながっているフタが邪魔で飲みにくい」などというユーザーの声をもとに、ガスライターからヒントを得て、ロックリング付きワンタッチオープンにするなど改良を重ねた。
するとサッカー少年たちが飛びつき、大ヒットとなった。
同時期にじか飲みのケータイマグ(保温・保冷)も発売する。やけどの危険性は注意書きで対応できると判断したのだ。
その後、徐々にファンが増え、ベストセラー商品へと成長していく。 (つづく)
(ジャーナリスト・林美保子)