著者のコラム一覧
金子勝淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

ガソリン価格高騰なのに…防衛費倍増のためインフレ対策を“放棄”する愚

公開日: 更新日:
ガソリン高騰が止まらない。電気代の値上げといい、国民負担だけが増えていく(C)日刊ゲンダイ

 実質賃金が下げ止まらない。6月の実質賃金が前年同月比1.6%減となり、15カ月連続マイナスになった。岸田内閣は「構造的賃上げを実現する」と言うが、物価上昇に追いついていない。

 中でも深刻なのは、ガソリン価格の高騰だ。レギュラーガソリンの小売価格は8月7日時点の全国平均で…

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