2024年は希望の持てる年に…秋口に株価が「史上最高値」を突破する可能性
2023年もあとわずかです。経済誌などでは来年の予測記事を頻繁に見かけるようになりました。
米中の経済対立やウクライナ問題、イスラエルの戦火……世界情勢は大きく揺らいでいますが、米国の株式市場は史上最高値を更新する勢いが継続しています。
日本株はどうなるのでしょうか。日経平均の過去最高値は1989年12月の3万8915円。この水準を来年は突破するとの見方が市場で囁かれています。24年夏ごろには高値更新があるかもしれません。
株価は景気の先行指標。短期で3カ月、中期で3年、長期で10年を見通すといわれます。
3カ月先とは主に天候に左右される食料・衣料品といった季節要因、3年先は流行(トレンド)を見据えた嗜好品などの動き、10年先は企業の設備投資によって判断するケースが多いといえます。
■春ごろまでは一進一退か
来年は政治の動きが激しくなりそうです。ロシアとウクライナは3月、米国は11月に大統領選が予定されています。ウクライナのゼレンスキー大統領が敗れる事態となれば世界に衝撃を与えるでしょう。日本の岸田政権もダッチロール迷走状態。秋には自民党の総裁選も控えます。