萩生田政調会長は安倍派5人衆の中、唯一“ダンマリ”の醜悪…重要選挙前の「猛批判」回避に躍起
デカイ体の割に随分と女々しい態度だ。自民党派閥の裏金事件を巡り、野党が安倍・二階派所属の計51議員に衆院政治倫理審査会(政倫審)への出席を要求。与野党は来週にも政倫審を開催する方向で調整に入ったが、肝心の安倍派5人衆の対応が割れ、物議を醸している。往生際が悪いのは、萩生田前政調会長だ。
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5人衆のうち、西村前経産相がいち早く政倫審出席の意向を“抜け駆け”表明。21日は松野前官房長官と高木前国対委員長、世耕前参院幹事長が「俺も俺も」と続いたが、萩生田氏はただ一人、ダンマリを決め込んでいる。「出席に難色」と伝えられていた高木氏までが手を挙げたのに、萩生田氏は最後まで拒んだ格好だ。
「萩生田さんは条件付きながら、5人衆で最も早く『出席を拒むものではない』と前向きな姿勢を見せていました。ところが、安倍派の事務総長経験者ではないこともあり、本音では出たくないと思っていたようです。何より、裏金額が2728万円と5人衆の中でも突出しているので、野党の追及が厳しくなるのは確実。政倫審に出て、ダメージを受けることを嫌がっていたといいます」(官邸事情通)
どうやら、ブーイングを浴びるわけにはいかない事情があるようだ。16日付の萩生田氏のメルマガに、その一端が見て取れる。
萩生田氏はこの日、会長を務める自民党東京都連の定期大会に代わる総務会に出席。役員の改選先送りを決めた。裏金事件を受け、安倍派所属の他県の県連会長が相次いで辞任する中、自身の都連会長続投について、こう釈明している。
〈昨年末に党政調会長を辞任した時に都連会長についての進退伺いを出しましたが、(中略)都議補選の候補選定や都知事選の対応など重要案件を抱えている中で辞める事の方が迷惑をかけるとの(役員)選考委員会の皆さんの判断で、もうしばらく頑張る事になりました〉