国税庁が「採用情報」リプライ遮断の閉鎖性…自民裏金疑獄が飛び火でSNSも大荒れ
「税金を払うのがばからしくなる」──。確定申告シーズンまっただ中、各地の税務署では納税者の怒気をはらんだ声がそこかしこから聞こえてくる。
言うまでもなく、納税は憲法で定められた三大義務のひとつ。にもかかわらず、自民党の裏金議員たちの雑所得の扱いについて鈴木財務相は、「疑義を持たれた政治家が政治責任を果たす観点から判断されるべきもの」と国会答弁。「自己判断」と言ったも同然だから火に油で、国民の怒りは国税庁にどんどん向かっている。
先週の国会審議で注目されたのが、「脱税は、犯罪。」というキャッチコピーが大書された国税庁の啓発ポスターだった。いかにもなチャラ男と利発そうな女性が対峙し、「脱税者は、見つかる。査察官は、見つける。」と力強いメッセージが躍る。ネット上でもバズり、X(旧ツイッター)では「#国税庁仕事しろ」のハッシュタグがトレンド入り。国税庁の過去作が次々に発掘され、大盛り上がりしている。