国税庁が「採用情報」リプライ遮断の閉鎖性…自民裏金疑獄が飛び火でSNSも大荒れ
〈カッコつけてないで仕事しろよ〉
圧巻なのが税務職員募集ポスターで「巨悪と戦うなんて、ドラマの中だけの話。だと思っていた。」(2016年度)、「私たちは、どんな不正も見逃さない。正義官。」(20年度)、「公正な、世界へ。」(21年度)などなど、まばゆいメッセージが目白押し。当然リアクションは辛辣で、〈カッコつけてないで仕事しろよ〉〈「不正偽官」とでも改名しろや〉〈悪質な裏金脱税は摘発すべきだろ!〉などと、批判が噴出している。
国税庁のX公式アカウントは、ネットデモの主戦場化。ポスト内容にかかわらず、〈申告は4000万円からでいいですよね?〉〈税は平等って言ってたし国民も納税するかは任意で判断していいですもんね!〉〈今年から納税は任意となりましたのでe-Taxとか関係ねえっすね〉などと、絡みリプライが増殖して大荒れしている。
求人ポスター大炎上のあおりなのか、採用情報関連ポストのリプ欄は軒並み閉鎖。この時期は「官庁オープンツアー」と銘打った説明会を国税各局が実施していて、東京国税局などは3月に開催予定なのだが、リプを一切遮断するとは、これいかに? 都合の悪いことには頬かむりする閉鎖的な組織であることは間違いない。