参院政倫審で世耕弘成氏に特大ブーメラン? 野党時代に「政治とカネ」厳格対応を訴えた過去
野党側は引き続き「全員出席」を求める方針で、自民党側が応じるかどうかが注目されているが、それでも14日の参院政倫審での発言が注目されているのが世耕氏だ。
■「不明」の収支報告書の「宣誓書」には“言い訳”?
世耕氏は他の裏金議員と同様、問題発覚を受けて政治資金収支報告書を「訂正」したのだが、これもまた本来の意味である「訂正」とは程遠い内容だ。
例えば、世耕氏の政治団体「紀成会」の2022年分の報告書を見ると、例によって収入、支出総額は「不明」。それでいて、「宣誓書」には「令和4年分の収入及び支出の一部においては、金額・日付不明等があり、現在調査中のため収支報告書の記載の一部を不明であると記載します。不明の部分については判明した場合に収支報告書の訂正を行います」などと“言い訳”のように記入している。
政倫審で使途を質問されても「現時点では分からない」と繰り返せばいいと考えているのかどうかは分からないが、こういう“逃げ道”を作っているところが国民の怒りを買うわけだ。