東電福島原発がようやくデブリ取り出し作業開始も…ささやかれる《今世紀中に廃炉は無理》の必然
岩渕氏が「ただの土を取り出したりするのとは訳が違う」と指摘したのは、採取した放射線量の高いデブリをどう処理し、どこに保管するのかが決まっていないという問題だ。
この課題について、東電ホールディングスの社長は国会で、「燃料デブリの一時保管施設を2020年代後半頃に検討」と説明。だが、通常の使用済み核燃料の廃棄さえも受け入れ場所を巡って反対運動が起きているわけで、デブリの保管場所について確保するのも簡単ではないだろう。
《今世紀中に廃炉は無理だな》《福島原発処理は次世代、次々世代へのツケ回しは決定》
SNS上でこんな声が出るのも当然だろう。
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