連合・芳野会長「共産党と共闘しなくても勝てる」発言の何サマ? 《共産が衆院選のMVP》とツッコミの嵐
「今回の総選挙は自公政権を過半数割れに追い込み、今の政治をリセットするため全国の仲間と戦った。結果に結びついたことは非常に良かったと思っており、9カ月後に迫る参議院選挙にもつなげていきたい」
27日に投開票された衆院選で自民、公明両党が大きく議席を減らし、過半数割れとなった結果を受け、28日の会見でこう感想を述べていた芳野友子・日本労働組合総連合会(連合)会長(58)。
連合が支援した立憲民主党が公示前の98議席から148議席、国民民主党が4倍の28議席にそれぞれ大幅増となったことに対し、「共産党と候補者調整をしたり、共に闘ったりした(過去の選挙の)結果を見ると、共闘しなくてもやはり勝てる」「連合としては共産党との関係(解消)の考え方を立憲に説明し、理解をいただいている中での今回の結果だ。それはもう明らかになったのではないか」と持論を展開した。
「共産党と共闘しなくても勝てる」。筋金入りの共産党嫌いで知られる芳野氏。衆院選の結果について連合が立憲や国民を後押しした“手柄”のように満足げに振り返っていたのだが、果たしてそうなのか。