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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

トランプ氏の「米国第一」内政干渉連発に世界は戦々恐々…新年相場は波乱含み

公開日: 更新日:

 米ロサンゼルスの山火事は死者が24人(12日時点)になった。被害の詳細が徐々に明らかになる中、気象予報会社「アキュウェザー」は一連の山火事による経済的な損失について、最大で1500億ドル(約23.7兆円)あまりになると試算した。

 トランプ氏は1月7日の記者会見で、グリーンランド、カナダ、メキシコ、パナマ運河に対する米国の影響力を強める上で、軍事的または経済的な強制措置を講じる可能性を排除しない考えを示した。

 グリーンランドについては、デンマークが領有権を放棄するよう、同国に高い関税を課す可能性があると発言。カナダには米国の51番目の州にするよう「経済力」を行使すると指摘、カナダからの輸入品に25%の関税を課すとも述べた。

 メキシコには、米国は貿易面で利用されていると攻撃。「メキシコに対しては巨額の赤字を抱えており、多大な支援を行っている。メキシコは実質的に麻薬カルテルによって支配されており、そんなことは許されない」と述べ、「メキシコ湾」の名称を変更すると主張、「美しい名前だ」と強調して「アメリカ湾」に変更する予定だ。

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