著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

いまどき「カラーギャング」の恐るべき内面の貧弱さ

公開日: 更新日:
現場に花を供える人たち(C)日刊ゲンダイ

 埼玉県東松山市の河川敷で井上翼さん(16)を殺した無職少年ら5人は、赤い服を着て東松山駅や高坂駅周辺に集まる「カラーギャング」として、地元では知られる存在だったという。

 久しぶりにお目にかかる「カラーギャング」である。カラーギャングでまず思い出すのは、渋谷センター街にた… 

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