青年将校が証言 軍人が陥った「大善」と「小善」の論理

大正時代末期の軍人の「冬の時代」。その反動が昭和初期にどのように表れたか、そのことを語っておきたい。
昭和初年代の青年将校による国家改造運動は、大体が20代後半から30代前半の世代による天皇神格化運動といってもよかった。彼らは「反軍事の動きに強い不安と憤りを持った」と証…
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