軍人も国民も「日本人の先達に申し訳ない」と考えていた
石橋湛山は「一切を棄つるの覚悟」の中で、とにかく日本は本来の北海道、本州、四国、九州、そして沖縄を持てば良いのであり、近代日本になって植民地として拡大した朝鮮、台湾などを全て放棄せよというのである。「その結果はどうなるか」と石橋は自問する。そして次のように書く。
「英国に…
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