田村智子「共産党新委員長」誕生の舞台裏…102年の歴史で初の女性党首

公開日: 更新日:

「次の委員長には、小池書記局長が順当に昇格するとみられていましたが、一昨年に田村さんに対するパワハラを認定され、ミソをつけた。山添さんが将来のホープですが、若すぎるので、まずは田村さんということになったのでしょう」(共産党関係者)

 党勢立て直しを担う新委員長は重責。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「田村待望論が実現し、自由な改革が期待されるものの、党内にそうした意識は薄い。除名問題などで萎縮した党内の空気を打破できるのかどうか。田村さんは、党100年の歴史とは違うことをやらないと意味がない。志位さんや小池さんが驚くようなはじけっぷりを見せないと、何も変わりませんよ」

 早速、議長に就いた志位氏が「院政」を敷くのではないか、との見方もある。野党共闘での立ち位置も含め、田村共産党は難題山積だ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇