「沈黙はジェノサイドへの加担」 在日パレスチナ人が人道支援への協力などを訴える
イスラエルによるパレスチナへのジェノサイドに関し、「ガザ緊急アクションなごや」など4団体が26日、ガザ支援などを行うUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への資金拠出の再開などを盛り込んだ要請書を国会議員に提出。日本・イスラエル両政府の間で取り交わされた投資協定や防衛分野に関する覚書の破棄を含む見直しを訴えた。
4団体が国会内で主催した集会には国会議員やメディア、一般市民などを含め約100人が参加。京都から参加した在日パレスチナ人のムハンマド・ハジャージさんは「この問題(ジェノサイド)に対して中立的な立場はあり得ない」と強調。「この事態に何もしないことはジェノサイド、ガザの悲劇に加担していることと同じ」と、人道支援への協力などを呼びかけた。
マイクを握ったガザ出身の女性は「今日は姉妹の誕生日です」と明かし、「彼女はガザ北部の飢餓が広がる地域にいます」「ハッピーバースデーと言える状況では決してない」と涙ぐんだ。