小泉進次郎が総裁選で茂木幹事長と「決戦投票で結託」の密約説…コバホークに強烈な対抗心!
進次郎政権が発足なら茂木を重要ポストで処遇か
さらに、策も弄しているようだ。ポイントは、進次郎をバックアップする菅義偉前首相(75)と、総裁選出馬を模索する茂木敏充幹事長(68)による20日の会食である。14日に麻生太郎副総裁(83)との会食後に報道陣の前に姿を現した茂木は、総裁選の支援要請を袖にされたからか“顔面蒼白”。この時とは打って変わり、菅との会食後は「いい話ができた」と、表情は妙に晴れやかだった。
「いい話」の中身について、前出の永田町関係者はこう解説する。
「進次郎さんの後ろ盾である菅さんと茂木さんの間で、密約が交わされたともっぱらだ。『次の首相』を聞く世論調査で支持率1%の茂木さんは今回、出馬できたとしてもまず勝ち目はないでしょう。また、候補乱立で国会議員票の比重が大きい決選投票にもつれ込むのも、ほぼ確実。進次郎さんと別の候補による対決となるのは間違いない。そうなった時に、茂木さんを支持する議員票を進次郎陣営に上乗せさせる。結果、進次郎政権が発足した暁には茂木さんを重要ポストで処遇するとの条件で握ったそうです」
党則で、党役員任期は「1期1年、連続3期まで」と定められており、現在、幹事長3期目の茂木は次期政権で続投はできない。そのため「副総裁や別の重要閣僚ポストが用意される可能性がある」(同前)という。
「刷新感」「改革」と美辞麗句が飛び交っているが、舞台裏では相変わらずの政治闘争。進次郎の背後には菅だけでなく、森元首相の影もチラつく。結局、43歳の若造が総理総裁になっても、古だぬきが跋扈する自民党政治は何も変わらない。