シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(24)皇国の精神の発露としての「海ゆかば」
皇国という語は、昭和10年代の重要なキーワードになっていくのだが、もう少し別な角度から論じておこう。この語を象徴する歌が作曲されて、国民の間に広がっていくのだ。例を挙げれば、「海ゆかば」がそうである。昭和12(1937)年に作られた軍歌と言っていいだろう。戦時下では、天皇に命を…
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