Nスぺで発覚!フィリピン反社組織とグルの日本人弁護士が留置場でルフィ“口止め”手助け
明らかになった「ケツ持ち」の存在
10月28日に放送されたNスぺ「追跡“ルフィ”事件」では、番組が現地の人物から入手した留置場で撮影した今村被告のスクショとともに、生々しいやりとりが伝えられた。
<(JPドラゴンの幹部が)心配するなと。弁護士の先生に頼んで罪も軽くしてやる、助けてやるって言ったとき、頭を下げた瞬間なんですよ。すみませんって言って。過去にやった詐欺に関しては全部認めろと、その代わり俺らのことはしゃべるなと>
JPドラゴンについて<20年以上前から、フィリピンで闘鶏賭博を取り仕切ってきたというJPドラゴン。その裏で、現地で商売をする日本人からカネを吸い上げ、資金源にしているという>と紹介していた。
昨年2月1日、成田発のフィリピン航空でマニラに着いた日本人2人が、現金1億円超を国内に無申告で持ち込もうとして当局に逮捕された。この事件に関与したのが、今村被告とJPドラゴンとみられている。
「今村はもともと渡辺優樹被告をビッグボスとする特殊詐欺グループのかけ子グループ『K箱』のリーダーだった。しょせん、グループ内ではナンバー4ですから力もなく、分け前も少なかった。JPドラゴンら別のグループのメンバーと組むこともあり、仲介役も果たしていた。JPドラゴンにとっても、今村は金を工面してくれる都合のいい存在だった。フィリピンだけでなく、幹部の指示で国内の暴力団員に現金を届けに行ったこともあります」(元ルフィグループのメンバー)
ルフィグループによる被害額は60億円超とされるが、ほとんど所在が分かっていない。どこに流れたのか、誰が黒幕なのか。