「仁義なき戦い」の号砲か…6代目山口組が「伝説のヒットマン」に対して“返し”の動き

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 調べに対し、「襲撃のために近づいた」という趣旨の供述をしているという。

■「いかにも弘道会らしいやり方」

 羽田容疑者が所属する竹内組は、山口組幹部2人を射殺し、「伝説のヒットマン」と呼ばれる絆会ナンバー2の金澤成樹(本名・金成行)被告(56)が、2017年まで組長を務めていた。羽田容疑者は金澤被告の子分として長年にわたり、弘道会系組織と徹底抗戦を繰り広げていた。16年には長野市に向かう弘道会系の組員を迎撃するため、中央自動車道に車数台を止めて封鎖して通行を妨害。長野県の傘下の組を解散に追い込んだこともあった。

「金澤は巨大組織相手にがっぷり四つで一歩も引かなかった。しかし、20年8月に金澤が上部組織の絆会の若頭に就任すると、竹内組を継いだ宮下聡組長は絆会から脱退し、組ごと敵対する弘道会の傘下に入った。これに激怒した金澤は翌9月、宮下に絆会に戻るように説得したが、拒否されたため、拳銃で腹を撃ち、重傷を負わせた。命を取らなかったのは、武士の情けでしょう」(暴力団に詳しい関係者)

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