スマホ盗撮でクビ 阪大“ホヤ教授”の「挫折人生」…2年前に助教から大学院教授になったばかり

公開日: 更新日:

 高校時代は剣道に打ち込み、スポーツ推薦で大学に進学するつもりだったが、推薦を得られず、受験するも、第1志望だった大阪大学に入れなかった。堀江教授は阪大の「研究者はエリートじゃなくてもやっていける」という企画のインタビューで<僕の挫折人生はここから始まった>と、答えている。

 大学で「ホヤ」に出合い、大学院時代に<「目的のためには、手段を選ばない」ということを学びました。物事を達成するためには、今までの経験や手法に固執することなく、色んな手法や新しい手法を恐れずに導入しなさいということ>と振り返っている。

■英科学誌ネイチャーに掲載

「堀江さんらの研究チームは11年、成長の過程で変態するホヤの赤ちゃんの中枢神経細胞の一部が、大人になっても中枢神経細胞になることを発見した。それまでは成長過程で脳の細胞が消滅し、大人になると別の細胞が中枢神経を作ると考えられていたが、その定説を覆した。ホヤは分類上、脊椎動物に最も近い無脊椎動物で、他の脊椎動物ではできない実験をホヤで初めて行い英科学誌ネイチャーに掲載された」(大学関係者)

 数々の研究成果が認められ、2年前、筑波大助教から阪大大学院教授にキャリアアップ。せっかく第1志望だった阪大に指導者として招かれたというのに……。パンティー盗撮でクビとはまさに「挫折人生」だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇