原監督vs落合GM 西武・片岡巡ってガチンコバトル勃発
厄介さでいえば、楽天以上だろう。日本シリーズの相手が決まり、「怖いのはマー君だけ。戦力的にも経験的にも、巨人が上だと自信を持っていい。臆するところはなにもない」と、某選手。チーム内は決戦ムードが高まっているが、グラウンド外の戦いでは“苦戦”を強いられそうだ。
「今季、国内FA権を取得した西武の片岡(治大(やすゆき)=30)を獲得すべく、中日が調査を始めている。落合中日を支えた井端、荒木のセンターラインも2人がそれぞれ、来年で39歳、37歳を迎え、衰えが見える。谷繁新監督が<投手を中心とした守りを強化し、負けないチームをつくる>と言っているように、片岡は中日再建に不可欠な人材。水面下ではすでに動き出しています」(球界関係者)
片岡に関しては、以前から巨人入りのウワサがあった。圧倒的な戦力を誇るとはいえ、二塁のポジションは何年も前から補強ポイントとされている。脇谷、藤村、寺内らがレギュラーをつかみかけながら、結局、いまだに固定できていない。一昨年から、トレードによる片岡獲得が何度も囁かれた。09年WBCで日本代表入りした片岡を、そのときの指揮官だった原監督が高く評価しているのはもちろん、そのWBCで親交を深めた主将の阿部慎之助も「ヤス」と下の名前で呼び、互いに認め合う関係。その阿部が、巨人が来季以降も3連覇、4連覇と優勝を続けていく上で必要な戦力になると、獲得をバックアップするつもりでいるというから、こちらも本気と考えていいだろう。